高温サウナの魅力とは?100℃以上でも火傷しないのはなぜ?

高温サウナの写真

高温サウナとは、一般的に100℃を超える温度のサウナを言います。
扉を開けるだけでブワッとした熱気に包まれ、通常のサウナに比べ、直接皮膚で刺激的な熱を感じます。
熱さに強い方、いつものサウナでは物足りなくなった方におすすめのサウナです。

サウナの平均温度は80℃~100℃ですが、施設によって設定温度は異なり、中には150℃を超えるサウナもあります。

100℃を優に超えるサウナがあるということは、それを好み利用する方がいるということ・・・・・・。

高温サウナにはどのような効果があり、魅力があるのでしょうか?

この記事では、高温サウナの効果とおすすめの入り方、また、100℃以上のサウナの良さを解説していきたいと思います。

高温サウナの効果

高温サウナでも、通常のサウナと同じような健康効果を得られることができます。
その中でも、高温であるが故に期待できる効果にはどのようなものがあるのでしょうか?

100度の写真

爽快なリフレッシュ感

比較的湿度が低い高温サウナでは、ベタベタとした不快感なく爽快に汗をかくことができます。
心身ともにリフッレシュしたい方にはとくにおすすめです。

脳を強制的に休ませる

体と同じく脳にも休息の時間が必要です。
何もせずボーッとしていても、考え事をするだけで脳のエネルギーは消費されています。
高温サウナに入ると、熱くて色々なことを考える余裕がなくなり、脳は”OFFモード”に。
強制的に休ませ、疲れをとることができます。

緊張をほぐし肩こり・腰痛解消

高温サウナのピリピリくる皮膚への温度刺激によって、神経機能が回復すると言われています。
血管や神経の緊張をほぐし血行が良くなることで、日常的に起こりやすい神経・感覚的疲労(肩こり・腰痛・声のかすれなど)の回復に有効的です。

短時間で肉体疲労回復

高温サウナに入ることで、効率よく体が温められ、老廃物や疲労物質は短時間で汗とともに排出されます。
さらにサウナ後水風呂に入ることで血液循環が良くなり、酸素の摂取量も増え、肉体疲労の回復を促します。

肌への効果

血行が良くなれば、酸素や栄養が細胞に行きわたるので、美肌や老化防止にも役立ちます。
また、皮膚血管の収縮と拡張を繰り返すことで、血管調節の働きがよくなり、皮膚の生理的機能*を活発にすると言われています。
(*皮膚の生理的機能とは、バリア機能、知覚作用、体温調節機能、免疫機能、分泌機能などを言います。)

【関連記事】サウナの効果とデメリット|健康への影響をわかりやすく解説

高温サウナの入り方

一般的なサウナの入り方と同様、高温サウナでも「サウナ→水風呂→外気浴(休憩)」のセットを繰り返します。

ただし、いつもと同じ入浴時間を基準にしないこと。高温サウナは脈拍数を目安に入浴しましょう!

入り方

  1. サウナ前にシャワーやお風呂で体を熱に慣らしてから入浴しましょう。
  2. 1セット目は下段に座り、急に負荷をかけすぎないのがポイントです。
  3. 脈拍数が軽い運動をしたときと同じ(階段を上るなど)になったら退室しましょう。
  4. 水風呂は入る前にかけ水で体を慣らし、足先からゆっくりと徐々に入りましょう。
  5. 休憩時間はしっかりとり、体を十分に休めてください。

注意点

  • 熱中症対策にこまめな水分補給
  • サウナハットやタオルで顔を覆い火照りを防ぐ
  • 我慢や長時間入浴は禁物!体調を崩しては本末転倒
  • 超高温サウナなど、刺激を求めすぎるとサウナ依存症に

以上の入り方・注意点を守り、気持ちよく高温サウナを楽しんでください。
いつものサウナとはまた違った「ととのう」を体感できるはずです♪

【関連記事】サウナの正しい入り方とマナー|初心者におすすめのサウナは?

100度でなぜやけどしないのか

100℃のお湯に触れるだけでもやけどをしてしまうのに、なぜ100℃のサウナ室内に何分も滞在できるのか不思議ですよね?

100℃のサウナでも火傷しない理由には、大きく「熱が伝わる速度」と「空気の層」の二つが挙げられます。

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空気は液体よりも熱が伝わる速度が遅い

熱が伝わる速度には、熱の伝わりやすさ(熱伝導率)と温度変化のしやすさ(温度伝導率)が関係しています。

性質が異なる二つの物体が接するとき、触れた場所は”熱が伝わりやすく、温度変化しにくい”ほうの物体の温度とほぼ同じになります。

熱いお湯と皮膚では、お湯の方が熱が伝わりやすく温度変化しにくいため、触れるとすぐにお湯の熱が伝わりやけどしてしまいます。
空気と皮膚では、空気方が熱が伝わりにくく温度変化しやすいため、皮膚はなかなか空気の温度と同じにはなりません。

このように、空気は液体に比べると”熱伝導率が小さく、温度伝導率が大きい”性質を持つため、熱が伝わる速度が遅く、同じ100℃でも限られた時間ではやけどをすることはありません。

湿度が高いスチームサウナやミストサウナが、湿度の低いドライサウナに比べて、低い温度でも熱く感じやすいのもこのためです。

【関連記事】ドライサウナとは?ミストサウナ・スチームサウナとの違い

空気の層が体を守っている

サウナではあまり動かないこともやけどしない理由の一つだと言われています。

目には見えませんが、私たちの身体の表面には、空気の層が存在しています。
この空気の層は、体温と空気のちょうど中間くらいの温度となっており、バリアのように体を守ってくれています。

サウナ室でじっと座っていると、その空気の層はあまり動かないため、急激に体が熱くなることはありません。

逆に、排気口の近くや出入り口の近くに座ったり、アウフグースの風にあたることで、体を覆っていた空気の層が剥がされ、高温に熱された空気がダイレクトに体に当たるため体感温度が上がります。

【関連記事】アウフグースとは?ドイツ語の意味と熱波師イベントの楽しみ方

100度以上のサウナの良さとは?

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以上、高温サウナについて説明してきましたが、効果はともあれその魅力とは何なのでしょうか?

最近では、本場フィンランドのサウナのように湿度が高く過ごしやすいサウナが増えてきましたが、それまでの日本のサウナは、湿度が低く熱さに特化したドライサウナが主流でした。

実際に、サウナと聞いて「熱い」「乾燥する」「我慢」などの旧来のサウナをイメージされる方も多いはずです。

長年、その熱々のサウナに入ってきたサウナ愛好者の方々にとっては、逆に近年の過ごしやすいサウナはなんだか物足りないのかもしれません。

旧来のドライサウナ同様、ガッとくる熱気や、肌に直接くるジリジリとした刺激的な熱を感じてこそ、日本のサウナなのです。

高温サウナは日本特有のサウナとも言えます。

100℃以上あるサウナ室内でロウリュを行うと、その水蒸気もピリピリと肌に痛気持ちいい刺激を与えてくれます。

サウナ室で一気に極限まで温められた後は、さらに水風呂で温度差による刺激をうけます。

まさに、スピードとパワーを兼ね備えたハード系サウナ

その後深い休憩に入ることで、興奮・緊張状態にある身体が解放され、通常では味わえないほどのリラックス状態へ導かれます。

なんといっても、この刺激から大きな反動で生み出される幸福感が高温サウナの最大の魅力だと言えるでしょう。

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高温サウナ「溶岩 -Yogan-」をぜひご体感ください

サウナヨーガン福岡天神のメインサウナは、2基のサウナストーブにオートロウリュ、壁面には溶岩石を使用した高温サウナ室。
サウナ室を開けるだけでガッとくる熱気に包まれ、肌で直接的な熱を感じながら、気持ちいいロウリュの刺激もご体感いただけます。

2024年4月23日、福岡の中心部、天神エリアにグランドオープン!
高温サウナが好きな方、心地よい高温サウナを体験してみたい方はぜひ「溶岩 -Yogan-」に入ってみてください♪
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

サウナヨーガン福岡天神
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