サウナで痩せる？消費カロリーやダイエット効果について解説サウナヨーガン福岡天神｜平和台ホテル天神

人の永遠の悩みともいえるダイエット。
痩せたいと思って運動や食事制限に取り組んでみても、続けるのはとっても難しい⋯⋯。

「サウナに入るだけで痩せられたら楽なのに！」

と期待して調べてみても、サウナで汗をかいても痩せない、消費カロリーもほとんどない、サ飯で太る、などなどがっかりな答えばかりで嫌になりますよね。

でもそんなあなたに朗報です。
サウナには痩せやすい体質へと改善し、ダイエットにつながる効果を大いに期待できます。
その理由をわかりやすく解説しますので、ぜひ希望を持ってご覧ください♪

1 サウナで汗をかくだけでは痩せない
2 サウナの消費カロリーはどのぐらい？
3 サウナにダイエット効果を期待できる理由
4 ダイエットに効果的？落汗減量浴とは？
5 サウナで痩せるための注意点
6 短時間でサクッと痩せやすい体質づくり♪

サウナで汗をかくだけでは痩せない

期待を持たせておいて、いきなり申し訳ありません。
サウナで汗をかくと確かに体重は減りますが、それは一時的なこと。
体内の水分が抜けただけで、汗をかいた分だけ水を飲めば、体重は元に戻ってしまいます。

「じゃあ水分補給を我慢すれば痩せるのでは？」と考えるのも危険です。
脱水症状になるリスクがありますし、水分が不足していると血流が悪くなります。
体に老廃物が溜まり、代謝が落ちて痩せにくい体になってしまうので逆効果。
サウナの後は水分補給をしっかり行いましょう。

体重が元に戻ってしまっても、汗をかいた分だけ体内の水分は入れ替わっています。
サウナ浴中は血流が良くなり、老廃物を洗い流してくれるので体内はきれいな状態。
しっかりと水を飲むことで体がリセットされ、痩せやすい体へと改善されていきます。
老廃物は主に便や尿によって排出されますので、汗をかいた分以上に水分を摂取するといいですよ♪

ダイエット効果を高めるなら、ミネラルウォーターや炭酸水がオススメ。
くれぐれもオロポやビールなど、糖質の高い飲み物は控えてくださいね。

【関連記事】オロポとは？作り方と最適な割合を検証！どんな効果がある？

サウナの消費カロリーはどのぐらい？

サウナ室に10分入ると、約25kcalを消費するといわれています。
3セット、30分で約75kcal。
これはおにぎり半分ほどのカロリーです。

「えっ⋯⋯たったそれだけ？」

そう、サウナの消費カロリーは決して多くはないのです。
ウォーキングを30分行った時の消費カロリーが約100kcal。
サウナに入るよりも、歩いた方が効率が良いということになります。

ですがサウナには、ファスティング（断食）と同じ効果があるといわれています。
ファスティングの狙いは体を飢餓状態にすることで、体内に蓄積された脂肪を燃焼させること。
通常は16時間以上の断食が必要とされていますが、サウナなら20～30分入ることで同様の効果を得られるというのです。

サウナにダイエット効果を期待できる理由

▲フィンランド「Rauhaniemi」 / 2023年6月撮影

痩せやすい体質になる

サウナに入ると、甲状腺ホルモンが分泌されることが報告されています。
甲状腺ホルモンの役割は、体の新陳代謝を活発にすること。
体内に蓄積された脂肪や糖質を燃焼させる働きがあり、甲状腺ホルモンが増えると痩せやすい体質になります。

頭の痛い話ではありますが、ダイエットの鉄則はエネルギーの摂取量を減らすか、消費量を増やすかのどちらかです。
太ってしまうのはエネルギーの摂取量、つまり食事の量が消費カロリーを上回っていることが原因。
余分に摂ったエネルギーは脂肪や糖質となって体内に蓄積され、体重が増えていきます。

増えてしまった体重を減らすには、こうして体に蓄えられたエネルギーを燃焼させることが大切。
そのカギを握っているのが、甲状腺ホルモンの働きです。
甲状腺ホルモンを刺激するには16時間以上の断食が必要とされていますが、サウナなら20～30分入るだけでOK。
短時間でファスティングと同様の効果を得られるのは嬉しいですよね。

むくみが取れる

むくみの主な原因は、皮膚と血管の間に余分な水分が溜まっていることです。
皮膚と血管の間とはいわゆる「肉」に当たる部分で、多くの細胞と、細胞間のすき間を満たしている「細胞間質液」によって構成されています。
細胞間質液に余分な水分が溜まり、肉の体積が大きくふくらんだ状態がむくみの正体です。

細胞間質液には血管から細胞に酸素や栄養を届けたり、細胞の代謝によってできる二酸化炭素や老廃物を血管に戻したりする働きがあります。
その働きによって血管と細胞との水分バランスを調整しており、何らかの原因で異常をきたすとバランスが崩れ、細胞間質液に余分な水分が溜まります。
こうしてむくみが起きてしまうのですが、その原因の一つとされているのが塩分の過剰摂取です。

ヒトには体内の塩分濃度を一定に保とうとする機能があります。
ラーメンやファストフードなど塩分が多い食品を食べると、やたらと喉が渇きますよね。
それは体内の塩分濃度を薄めようとする生理現象であり、体が水分を溜め込もうとするからです。
余剰な水分は細胞間質液に溜まっていくため、皮膚と血管の間がふくらみ、むくみとして現れます。

サウナでむくみが取れるといわれているのは、汗を大量にかくことで細胞間質液に溜まった余剰水分が塩分とともに排出されるからです。
塩辛いものや味の濃いものを食べ過ぎてむくみが気になるという方は、サウナでしっかり汗を流してみましょう♪

生活習慣を改善できる

サウナはストレス解消に効果的です。
汗を大量に流すだけでもストレスが軽減されますし、サウナと水風呂の温冷交代浴は交感神経と副交感神経を刺激し、自律神経のバランスを整える効果を期待できます。
ストレスのはけ口をお酒や甘いものに求めてしまう方は、代わりにサウナを習慣化してみてはいかがでしょうか。
週に1日だけでも暴飲暴食を抑えられれば、かなりのダイエット効果を期待できるかと思います。

また、サウナには睡眠の質を上げる効果もあります。
夜ぐっすり眠って疲れが取れれば、1日をより活動的に過ごせるように。
仕事や生活のパフォーマンスが上がると消費カロリーが増えるので、間接的にダイエットへつなげることができます。
生活習慣の中にサウナを取り入れて、日常生活の悪い癖を少しづつ変えていきましょう♪

他にもサウナにはさまざまな健康効果が報告されています。
こちらの記事で詳しく解説しておりますので、ぜひチェックしてくださいね♪

【関連記事】サウナの効果とデメリット｜健康への影響をわかりやすく解説

ダイエットに効果的？落汗減量浴とは？

一般的に良いとされているサウナの入浴法は、「サウナ → 水風呂 → 外気浴」のセットを3回繰り返すことです。
いわゆる「ととのう」ための入浴法でありますが、ダイエット効果を高めるには「落汗減量浴」が有効といわれています。

落汗減量浴とは日本サウナ・スパ協会が推奨している入浴法で、ポイントは水風呂をスキップすること。
1セット目はサウナ室に10～15分ほど入って汗を出し、水風呂や冷水シャワーはせずに汗が引くまで休憩します。
2セット目は8分ほど入って汗を出し、また汗が引くまで5分ほど休憩。
3セット目は5分ほど入って3分休憩、というようにサウナ室で汗を出し、汗が引いたらまたサウナ室に入るという行為を3～4回繰り返す入浴法です。

ただこれは結局、通常の入浴法よりも効率よく汗をかけるというだけです。
もちろん血流が良くなることで痩せやすい体質にはなりますが、水風呂に入ることによる健康効果を考えるとどちらが良いとも言えません。
効率よくダイエット効果だけを求めるなら落汗減量浴もオススメですが、総合的には「サウナ → 水風呂 → 外気浴」のセットがオススメです。

【関連記事】水風呂の効果と危険性｜長く入ると体に悪い？正しい入り方は？

サウナで痩せるための注意点

サウナ前に糖分を摂らない

サウナに入る前に糖分を摂ってしまうと、甲状腺ホルモンが出なくなってしまいます。
せっかくのファスティング効果を得られなくなってしまいますので、サウナ前に食事をしたり、オロポやスポーツドリンクを飲んだりするのは控えましょう。

また、空腹でサウナに入る方がダイエット効果は高まりますが、あまりにエネルギーが損なわれている状態ですと、めまいやふらつきを起こすリスクがあります。
サウナに入る2～3時間前に食事を済ませておくのがオススメです。

サウナ後にサ飯を食べすぎない

サウナの後は味覚が敏感になり、食事がとても美味しく感じられます。
サ飯を楽しみにしているサウナーも多いと思いますが、ダイエットを目的にするなら控えめに抑えましょう。
味覚が研ぎ澄まされている分、薄味のものでも十分満足できるかと思います。
低カロリーでヘルシーなメニューを選び、飲み物はミネラルウォーターや炭酸水がオススメ。
くれぐれもオロポやビールを飲んでしまわないようにご注意ください。

【関連記事】サウナ前後におすすめの飲み物は？オロポ以外のドリンクも紹介