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ウィスキングの写真

ウィスキングとは?効果と施術内容をわかりやすく説明

ウィスキングとは、サウナ室内で行われるバルト三国発祥のリラクゼーション施術を言い、専門の施術師が、植物の束を入浴者の全身に押し当てたり、軽く叩いてマッサージを行います。

蒸気と植物に包まれることによって、体の末端まで温まり、血行促進、リラックス効果、美肌効果、殺菌作用などの効果があると言われています。

ちなみに、ウィスキングで使用される植物の束は「ウィスク」や「ヴィヒタ」と呼ばれています。

ウィスキングとは?

ラトビアの写真

ウィスキングの起源

ウィスキングの起源は、ラトビアで古代から続く伝統的入浴法「ピルツ」であると言われています。

「ピルツ」とはサウナ(ピルツ)室内で、植物やハチミツなどの自然のものだけを使って行う施術を言い、ラトビアでは心身浄化と健康維持を目的とした民間療法として継承されてきました。

国土の約半分が森林や湖に覆われているラトビアでは、自然は人々にとって身近な存在であり、古来より特別な力があると崇拝されています。

その深い敬意のもと、ピルツは何世紀にもわたって受け継がれ、文化遺産として根付いてきました。

日本で行われているウィスキングは、このピルツの要素を多く含み、若木の枝を束ねたウィスクや天然素材のスクラブ、ハチミツやココナッツオイルなど自然由来のものを用いて施術を行います。

ウィスキングは何語?

ウィスキングはラトビアを含むバルト三国を中心に広まったと言われていますが、その呼び名はそれぞれの国で異なります。

ラトビアでは「ピルツ」、エストニアでは「サウン」、リトアニアでは「ピルティス」と言い、
束ねた植物(ウィスク)を使う入浴法は同じですが、その植物は「ヴィッヒト」「スルアタ」「ヴァンタ」と呼ばれています。

本場の言葉でないのなら「ウィスキング」は何語?
サウナの本場、フィンランドの言葉かな?と思う方も多いですよね。

しかし、日本で浸透している「ウィスキング(whisking)」は、実は・・・・・・英語です。

「小ぼうき・束・洋服ブラシ」などを意味する「ウィスク(whisk)」の動詞にあたり、直訳すると「払う、降る、はたく」を意味します。

ちなみに、フィンランドでウィスキングは、「ヴィヒドンタ」や「ヴィヒトミネン」、ウィスクは「ヴィヒタ」と呼ばれ、自分で行うセルフスタイルが主流とされています。

(弊社サイトでは、ウィスキング・ウィスクと表記します)

ウィスキングの種類

ウィスキングが普及している国は、バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)・ロシア・フィンランドですが、それぞれスタイルが異なり大きく分けると3つに分かれます。

  • バルト式
    バルト三国では、ウィスク以外にもスクラブやハーブティーなど、自然素材をふんだんに使用します。自然信仰が根付いているため、自然の恵みを受け取りながら行う儀式のような施術が特徴的で、民族楽器や民謡が取り入れられることもあります。

  • ロシア式
    専門の施術師が、比較的高温のサウナ室内でウィスクを使って、強く激しめの施術を行います。
    入浴者に提供するサービス的要素が強く、施術後の飲食や体験を共有した仲間との談笑を楽しむことも目的の一つとされています。

  • フィンランド式
    フィンランドでは、ほとんどのサウナ施設にウィスクが常備され、自分で肌に当てて行うセルフウィスキングが主流です。他人に叩いてもらう場合もありますが、日常的にサウナを利用しているフィンランドでは、ウィスキングに儀式的要素はなく、ポピュラーな入浴法として普及しています。

ウィスキングの効果

本場ラトビアでは、ウィスキングは人間が本来もつ「自然治癒力」を引き出す民間療法として行われてきました。
温かいサウナ室内で、植物の有効成分を活用することで次のような効果が期待できます。

ウィスキングの写真
フィンランド「SaunaVillage」/2023年6月10日撮影

血行促進によって「冷え」からおこる不調の改善

頭痛、腰痛、むくみ、不眠、PMSなど、「冷え」による血行不良からおこる体調不良は、日常的に存在します。ウィスキングでは「温める 冷やす 休憩」の温冷交代浴を何度か繰り返し、じっくり時間をかけて温めることで血行を促進。さらにウィスクでの温圧を受けることで末端までしっかりと温まり、「冷え」による不調を解消します。

植物に含まれるビタミン、保湿成分で抗菌作用

現代医学が誕生するはるか昔から、薬代わりとされていた植物には有効成分が多く含まれています。ウィスキングでは、ビタミンC、タンニン、サポニン、フラボノイドなどの天然成分が豊富に含まれている植物を利用するため、新陳代謝を促進し、消化器や皮膚の炎症を抑え免疫力を高める効果があると言われています。

植物の香りと皮膚刺激によるリラックス効果

「香り」は脳にダイレトに届くことで自律神経やホルモン、感情を司る機能に直接働きかけると言われ、「第三の脳」と呼ばれる皮膚への刺激も、健康と心に大きく影響すると言われています。ウィスキングは、植物の香りと心地よい皮膚刺激によって心身の緊張をほぐしノンストレスな状態へと導きます。

角質除去→老廃物除去→肌を整える→保湿ケアで美肌へ

ウィスキング施術前のスクラブによって、表皮の古い細胞を分解し角質が除去され、デトックス効果を促し、植物の有効成分が浸透しやすくなります。直接植物の成分を取り入れ整えた肌を、ハチミツで保湿することで潤いをもたらし、きめ細やかな肌に仕上げます。

自然とつながることで生まれ変わる

ウィスキングは、植物と蒸気、施術者と自分だけが存在する空間で、施術者に完全に身をゆだねます。あらゆる日常的なものから離れることで、普段は外に向いている意識が自分の内側に向き、自然と「瞑想」に近い状態へ。心地よい空間で植物と直に触れ合い、刺激された五感はどんどん研ぎ澄まされ、人間本来の「自然な状態」を取り戻していきます。

ウィスク(ヴィヒタ)について

ウィスクの写真

ウィスク(Whisk)とは、ウィスキングで使用される若木の枝葉をほうき状に束ねたものをいい、フィンランド語ではヴィヒタ(Vihta)と呼ばれています。

通常一回の施術に6~10本使用され、一度使ったウィスクは葉が落ち、植物の力を失ってしまうため再利用できません
そのため、施術師はウィスク作りに膨大な時間と労力を費やします。

そうして作られたウィスクには、室内の温湿度を調整し体を温めるという道具としての役割だけでなく、人間の身体・精神・感情面に作用する成分がたっぷり含まれており、心身の回復とバランスを整える効果があると言われています。

一般的に、白樺、オーク、リンデン、ユーカリなどから1種類の植物を使ってウィスクを作りますが、数種類の植物を合わせてオリジナルウィスクを作る場合もあり、どちらにおいても入浴者のコンディションに合わせて使い分けます。

施術によってウィスクの力を活かすためには、植物についての深い知識が必要不可欠なのです。

ウィスキング施術の流れ(一例)

  1. カウンセリング 
    着替えが終わると、体調や植物・食品に関するアレルギーの有無などを施術師が確認。

  2. シャワーで体を洗浄
    汚れを落とし体を清めた状態でサウナ室へ。

  3. 座った状態で精神統一
    心地よい鐘の音でサウナ室が清められ施術開始。
    まずはロウリュを肌で感じ、葉の擦れ合う音や植物の香りに包まれる中でゆっくりと深呼吸をし心身の緊張をほぐします。

  4. ウィスクで体を温める
    ウィスクの上でうつ伏せ・仰向けになり手足の関節からウィスクを優しく押し当てられ、体全体が温まります。

  5. 休憩と水分補給
    いったん起き上がり、座って休憩し水分補給。ドアが開けられ新しい空気が取り入れられます。

  6. ボディスクラブ
    心身ともにリラックスしたところで、ウィスクの上に横たわりオリジナルのソルトスクラブでフットマッサージ。古い角質が除去され毛穴が開きます。

  7. 冷却と水分補給
    いったん冷水や外気浴で体を冷まし、水分補給。水やハーブティー、はちみつレモン水などを飲用します。

  8. うつ伏せでウィスキング
    再びサウナ室にもどり、ウィスクの上にうつ伏せになり頭の上にもウィスクがのせられます。
    まず上半身をスクラブでマッサージ。その後はウィスクを使って足元から一定のリズムでウィスキングが始まります。

  9. クールダウン
    噴き出すような汗をかいたところでクールダウン。ドアがあけられ新しい空気を取り込みます。
    濡らしたウィスクで水のシャワーをかけられ、額にも冷水をかけられます。

  10. 冷却と水分補給(7同様

  11. 仰向けでウィスキング
    うつ伏せと同じようにウィスクに覆われ全身をマッサージ。優しいタッチから始まり→強く躍動感あるリズム→ゆっくりと軽いタッチに戻る、というような3つのリズムで行われます。

  12. クールダウン(9同様)

  13. ウィスキングのエンディング
    起き上がり、腰を掛け背筋を伸ばします。冷たいウィスクで頭から足先まで撫でられながら呼吸を整え、金の音でウィスキング終了。

  14. 冷却
    サウナ室から出て体を冷まします。

  15. 保温
    冷却後は、熱が逃げないよう全身をシーツでくるみ15分間横になって休憩。

  16. 保湿ケア
    休憩後はハチミツで保湿。成分を浸透させるために数分間放置します。

  17. 談笑
    保湿中にハーブティーなど温かいものを飲みながら施術師と談笑。

  18. シャワーで洗浄
    体についた葉やハチミツを洗い落し、全行程が終了します。

ウィスキング体験談

ウィスクの写真

ご挨拶が遅れました、この記事を書いております、サウナヨーガン福岡天神の女性スタッフYoshiです。

今回、SaunaLab Fukuoka さんのウィスキング、サウナリトリートを体験してきました!

ウィスキングと全身のトリートメント、さらに施術後は好きなだけサウナを楽しめるという、とても贅沢なプランです。

実は、ウィスキング初体験・・・・・・・。
少し緊張していましたが、店舗にはウィスキングマイスターさんと自分だけ。

マイスターの方のお人柄もありますが、とてもリラックスして施術を受けることができました。

カウンセリングとシャワー洗浄後いよいよウィスキングスタート!

植物の豊かな香り包まれながらウィスクによる全身のマッサージ、ドアを開けて新鮮な空気を定期的に入れたり、サウナ室内でウィスクによる水のシャワーを浴びたり、全てが通常のサウナとは異なりました。

いつものサウナよりも熱くないはずなのに、発汗量がすごく、恥ずかしいくらい全身から噴き出す汗!
むくみもとれ、デットクスされた~!と自分でも感じるほど。

施術後、一番感じたことは身体の芯までぽかぽか温まっていることでした。
通常のサウナよりもしっかりと芯から・・・・・・・自分の体の中に湯たんぽがあるような感覚でした。

想像以上の植物に包まれ、マイスターに完全に身をゆだね、とにかく贅沢すぎるウィスキング。
本当に自分だけのための空間・時間にこれまでにない開放感でした。

この体験を自社に生かすため、仕事の一環として伺ったにも関わらず、途中から何も考えたくなくなり困りました(笑)。

ウィスキングはサウナの一部ではなく、また別物であると実感。
忙しく毎日誰かのために頑張っている人にこそ、ぜひウィスキングを体験していただきたいです!

ウィスキングを体験しよう!

ウィスキングの写真
フィンランド「SaunaVillage」/2023年6月10日撮影

山や綺麗な湖、澄んだ空気に囲まれた場所に行くと、開放感を感じたりほっとしたことはありませんか?

日常で直に「自然」と触れ合う機会が少ない私たちは、無意識のうちに自然を求めて生きています

休日にキャンプや山登り、スカイダイビングなどを趣味としている人が多いのも、自然との繋がりを求めているからではないでしょうか。

ウィスキングはサウナで感じる自然体験であり、自然の持つエネルギーと安らぎを私たちに与えてくれます。

弊社建設中のサウナ「SAUNA YOGAN FUKUOKA TENJIN」では、不定期ですが、予約制でウィスキングをご体験頂けるよう計画中です。

ご来店いただいた皆様に、植物の力をお届けできるよう実現に向け取り組んでいます!お楽しみに♪

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