男性とは違う?女性のためのサウナの入り方とタオルの使い方

サウナの写真

今までは、なんとなく男性が利用するイメージが強かったサウナですが、近年女性の利用者も多くなりましたよね。
私もその一人、いまサウナにはまっています♪

女性と男性でサウナの入り方は一緒なのか、気になったことはありませんか?

実際に、女性と男性とでは脂肪や筋肉の量などに大きな違いがあり、体感温度が異なってきます。

そこでこの記事では、サウナの基本的な情報に加え、女性のためのサウナの入り方について解説。

女性がよりサウナライフを楽しめるような情報をご紹介していきます♪

女性におすすめの入り方・タオルの使い方

女性サウナの写真

一般的に「サウナに入る」とは、「サウナ→水風呂→外気浴(休憩)」が1セット。
これは男女変わりなく、入り方の基本的な流れも同じです。

  1. サウナに入る前に頭・体を洗う
  2. 全身の水分を拭きとる
  3. サウナ(軽い運動時と同じ脈拍数)
  4. 退室後汗をぬるま湯でかけ流す
  5. 水風呂(約1分)
  6. 全身の水分を拭きとる
  7. 外気浴・休憩(5~10分)
  8. 3→7の手順を合計3セットほど繰り返す
    ※こまめな水分補給も忘れずに!
【関連記事】サウナの正しい入り方とマナー|初心者におすすめのサウナは?

女性におすすめの入り方

冒頭でも触れましたが、女性と男性とでは体質が大きく異なるため、同じサウナ室で同じように入浴しても体の温まり方には差がでてしまいます。
女性の方が熱を感じとりやすく敏感ですが、体感とは裏腹に温まりにくい体質にあります。

女性が効率よく身体を温め、サウナ効果を得るためのおすすめの入り方はこちら!

サウナの前にお湯で身体を温める

女性には、冷えると温まりにくい性質を持つ脂肪が多いため、男性よりも温まりにくい体質にあると言われています。
サウナ浴前にお湯などに1~2分浸かることをおすすめします。
事前に体を温めることで、サウナ室で効率よく体の中心部まで温まることができます。

サウナハットを被る、タオルを頭にかける

女性は顔の神経が敏感なので、男性よりも顔の暑さを感じやすくなっています。
サウナハットや乾いたタオルを顔にかけるだけでも、火照りが抑えられ、熱による髪へのダメージも防ぐことができます。

【関連記事】サウナハットの効果と使い方|濡らすとダメ?おすすめ素材は?

体勢はあぐらか体育座り

比較的筋肉量が少ない女性は、体の末端まで血液が行きにくいため手足が冷えやすい体質になっています。
サウナ室で足先までしっかりと温まるためには、できるだけ体の高低差をなくすような座り方がおすすめです。

サウナ室で軽くマッサージをする

冷え同様、血流の問題から女性におこりやすいのが“肩こり・腰痛・眼精疲労”でなどの症状です。これらのこりをほぐすためには、サウナ室で軽くマッサージをすることをおすすめします。
また、体の深部までしっかり温めることもポイントです。

水風呂は息を吐きながら入浴

基礎代謝率が低い女性は生成される熱量が少ないため、男女の体感温度は3~5度もの差があるといわれています。
そのため、水風呂が苦手な女性も多くいますが、心身のパフォーマンスを上げるためには、ぜひとも入ってほしいもの。
苦手な方は、大きく息を吸い吐きながら入るようにするだけで、心臓への負担が減ってラクに入れるので試してみてください。

【関連記事】水風呂が苦手で入れない!克服するコツと入らなくてもいい理由

女性のタオルの使い方

一枚で足りるの!?と思われそうですが、ほとんどの女性が、サウナ室内に持ち込むタオルはフェイスタオル一枚
では、その一枚をどのように使用しているのでしょうか?

タオルの写真

1位・下半身のみにタオルをかけて隠す

1番多くみられるのがこのスタイル。陰部を他人に見せることに抵抗がある人は多く、男女問わず最も多い使い方です。

2位・頭と顔を隠し火照り、のぼせ防止

意外にも女性で次に多いのがこの使い方。体を隠さずに、頭からかけたり顔に巻いたりして顎から上を隠すスタイルです。顔の火照りやのぼせを防ぎ、口を覆うことで呼吸しやすくなります。熱いサウナ室でも快適に過ごすために工夫された使い方です。

3位・濡れた体や汗を拭く用

温浴施設内にサウナがあることが多いため、そもそも全裸が当たり前の環境です。
サウナ室内だけ隠すという人も少なく、濡れた体を拭いたり、サウナベンチから移動するときに汗が人にかからないよう、汗を拭いたりするためだけに手に持たれている方も多いです。

筆者の使い方

私(筆者)のサウナ室でのタオルの使い方は、「移動するときだけ垂れ流しスタイル」です。

というのも、サウナを始めたばかりのころ、当たり前のように体を隠すためにサウナ室にタオルを持ち込んだのですが、なんと!誰一人体を隠している人がおらず、逆に隠していることが恥ずかしくなってしまったのです。

それでもサウナ室内で裸で堂々と座ることができないので、サウナ室内では基本、体育座りで過ごし体をそれとなく隠しています。
(足先まで温めるのにも効果的な体勢ですよ♪)

タオルに髪の毛が付くのが気になるため、なるべく頭に使うのは避け、髪の乾燥や顔の火照りはサウナハットで防ぎます。

タオルは移動するときに胸から垂れ流し、外気浴スペースで横になるときに体を隠すために使っています。

時間が経つにつれて裸にも慣れはしますが、それでも全裸を他人に見せることに抵抗がある方は、ぜひ、この方法を試してみてくださいね♪

その他の使い方

  • 胸元で押さえ全身を隠す
  • 頭にかけ熱から髪や頭皮を守る
  • サウナベンチに敷く

女性ならではの注意点

サウナを利用する上での基本的な注意事項は以下の通りです。
持病がある方は事前に医師に相談されることをおすすめします。

  • 発熱時は利用しない
  • 飲酒後または飲酒しながらのサウナ利用は控える
  • こまめな水分補給を行う
  • 我慢はNG
  • 長時間利用は控える
  • 気分が悪くなったときはすぐに退室する
  • 高血圧、生活習慣病、運動制限などがある方は利用前に医師に相談
  • 妊娠中・子供は利用を控える
女性の写真

女性特有の注意点として挙げられるのは主に二つ。
ホルモンバランスとの関係熱による髪と肌への影響です。

心と体の調子と要相談

約1カ月周期でホルモンバランスに大きな変動がある女性は、時期によってはストレスを感じやすい体質になっています。
体調や気分がイマイチなときにサウナで吹き飛ばそうと入る人がいますが、女性の場合は男性よりも慎重に体調に合わせて適切に入ることが大切です

また、サウナや水風呂に入ったときのホルモンの分泌や自律神経の反応を男女で比較した場合、女性のほうが1.6倍高くなると言われています。
その分、体にかかる負荷も男性より重たくなるため、入りすぎると逆効果

おすすめの頻度は週2~3回男性より、男性よりサウナ効果を受けやすい体質にある女性は、無理して毎日入る必要がないのです。

自分の体調と気分に合わせ、リラックスしてサウナを楽しむことが大切です♪

【関連記事】サウナの頻度は週に何回がベスト?2日連続や1日2回は入り過ぎ?

乾燥を防ぎ、保湿ケアを忘れずに

濡れた髪が高温にさらされるサウナでは、ドライヤーやパーマなどと同じダメージを受け、
肌の乾燥は肌トラブルを起こす原因となってしまいます。

また、刺激を受けすぎると肌はストレスを感じ「メラニン」を生成。
「メラニン」が増えると肌が黒ずんできます。

女性にとってうれしいサウナの美容効果をきちんと得るためには、肌にストレスを感じさせないことと、保湿ケアをすることが重要。

サウナハットをかぶったりタオルを顔と頭に巻いて隠したりして、熱によるダメージやストレスを防ぎ、サウナ後はすぐに髪を乾かして髪と肌の保湿ケアを行ってください。

サウナの熱刺激によって、肌のダメージをリカバリーしてくれる物質が放出されるので、放出されているうちにしっかりと保湿を行い、修復作用をサポートすることで美容効果は高まります。

ケア用品については、サウナ後の肌は刺激を受けやすくなっているため、色々な成分が入っているものより、ワセリン、グリセリンなどのシンプルかつ保湿力が高いものがおすすめです。

女性のサウナ前準備

サウナ初心者の方にとっては、入り方以外にも不安な点はたくさんありますよね。
ここでは、サウナに行く前の事前準備について説明していきます♪

女性の汗の写真

これさえあれば安心!女性の持ち物

  • 飲み物(500㎖~1ℓ)
  • タオル(フェイスタオル1枚・バスタオル1枚)
  • 着替え
  • ビニール袋(濡れたもの・衣服入れ)
  • クレンジング、洗顔
  • シャンプー、ボディーソープ
  • スキンケア、ヘアケア用品
  • ヘアゴム
  • クシ
  • メイク道具
  • 小銭とカード
【関連記事】サウナの持ち物リスト|女性に必要なものと便利グッズも紹介

サウナ前の飲食について

サウナには、「ファスティング」と同様の効果があり、デトックスや免疫力の向上、肌荒れの改善などが期待できると言われています。
このファスティング効果を得るためには、サウナ前~サウナ中に糖分をとらないことが重要!
サウナという危機的環境に置かれたうえに、エネルギーが入ってこない体は、貯蓄されているエネルギーを使おうとします。
日頃使われることのない貯蓄エネルギーが使われることで代謝がアップ。
体はやせやすい体質に変化します。
また、食事をしてすぐにサウナに入ると、うまく消化できず気分が悪くなることがあるため、
サウナ1時間前から食事は控え、糖分を含む飲み物は避けることをおすすめします。

【関連記事】サウナで痩せる?消費カロリーやダイエット効果について解説

生理周期を確認

女性はホルモンの影響で心身の状態が大きく変化します。
自分の生理周期を把握し、それに合わせた入り方、事前準備が必要になってきます。
一番おすすめの時期は生理後1週間(卵胞期)。
肌の調子もよく身体の状態が最も落ち着いているこの時期はサウナとの相性もバッチリ☆
美容効果にももってこいの時期です。
生理前2週間(黄体期)は黄体ホルモンの量が徐々に増え、肌や心身の状態も不安定な時期になります。
サウナでリラックス効果を求めたくなりますが、無理は禁物。
外気浴の時間を延ばしたりなど体に負担をかけない入り方を心がけましょう。
また急な生理に備え、月経カップなどを装着することで安心して入浴できます。

女性におすすめしたいサウナ後行動

サウナでは、女性に嬉しい美容効果がたくさんあります。
その美容効果をより発揮させるため、サウナ後女性におすすめしたい行動はこちら!

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美肌効果が高まるスキンケア方法

スキンケアのタイミングは、大きく分けて下記3つ。
サウナ後の肌の水分や油分に合わせ、スキンケアアイテムを使い分けることで、より一層美肌効果が高まると言われています。

1.サウナを出た直後(10分以内)=エモリエント(クリーム)
サウナを出た直後は、肌の表面には水分が蓄えられていますが油分は洗い流されている状態。ここでは化粧水で水分を補給するのではなく、エモリエント(クリーム)を塗り水分が蒸発するのを防ぎます。

2.サウナを出て10分~60分以内=乳液
サウナを出て少し時間が経つと、新しい皮脂が形成され油分は少し回復しますが、水分は徐々に失われていきます。そのため、乳液を塗って肌に水分と油分をバランスよく補い、乾燥を防ぎます。

3.サウナを出て60分以降=化粧水+クリーム
汗や蒸気で蓄えられていた水分は、1時間も経つと蒸発してしまいます。まずは、化粧水で水分を補給し、そのあとクリームで油分を補給することで肌の修復をしっかりサポートすることができます。

夜は2時間以内にベットへ

サウナ後、睡眠の質が上がるのはよく耳にしますよね。
深く熟睡することで、肌の状態もすこやかに保たれやすくなります。
質の高い睡眠を取ると、成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバー・細胞分裂・タンパク質の合成を促し、日中の疲れや肌ダメージを回復させる働きがあります。
サウナ浴後、90分~2時間経つと深部体温が通常よりも急降下。
人体は体温が低下してきた時に眠くなる特徴があるため、そのタイミングで就寝することでより深い睡眠をとることができます
美しい肌を作ると同時に日中の体の疲れがとれ、次の日の活動量も上がるので間接的にダイエットにも繋がります。

【関連記事】サウナ後に眠くなるのはなぜ?睡眠の質を上げて次の日すっきり

サウナ後におすすめの食事

サウナのあとは味覚も敏感になっているため、食べものがいつもよりおいしく感じられ、栄養素の吸収率も上がります。
肥満防止の観点から言うと、こってりしたものは控え、身体に良い食事をとるのがベスト。
健康効果が医学的に証明されているのは地中海料理です。
地中海料理に多く含まれる食材は、ナッツ類、オリーブオイル、野菜、魚、フルーツになるので、
地中海料理がない場合でもこれらの食材や、ビタミン、ミネラル、タンパク質の豊富な食事をとることをおすすめします。
サウナ後の食事によって、身体の内側からもキレイで健康になることができますよ♪

初めての女性におすすめのサウナ

サウナの写真
エストニア「Mustamäe Elamus Spa」/2023年6月15日撮影

サウナ初心者の女性におすすめのサウナは、温度が低めで湿度が高いウェットサウナになります。

一番のおすすめは「フィンランド式サウナ」
温熱効果もしっかりあり、湿度が高いため熱いサウナ室の中でも呼吸しやすく快適に過ごせます。

次におすすめしたいのが「塩サウナ」
温度は50℃~60℃と低めですが、塩の効果によって汗をしっかりかくことができ、なんといってもむくみ解消・美肌効果などの女性に嬉しい美容効果が期待できます!

ストレスフリーな「個室サウナ」
サウナ効果を上げるためには、何も気にせず、リラックスした状態でサウナを楽しむのが一番重要です。
個室サウナでは、周りの目も気にせず、他人に気を使うことなくサウナを楽しむことができます。
一人で行く勇気がなければ、友人と行き語らないながら入ることも可能です♪


その他のサウナの種類について詳しくはこちらをご覧ください☟

【関連記事】サウナの種類と特徴|乾式サウナと湿式サウナの違いと効果

まとめ

女性のサウナ利用者が多くなったとはいえ、「サウナー」と呼ばれるベテランの人たちが居る場所に飛び込む新参者には勇気がいりますよね。私もそうでした(笑)

実際に女性が入れるサウナ施設はまだまだ少なく、レディースデイが決められていたりなど、男性ほどサクッと楽しめない事実もあります。

そんな問題を解決するためにも、もっともっとサウナを楽しむ女性が増えることを願っています!

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