【保存版】サウナ用語辞典|意味や語源が面白い専門用語51選

ととのう、ドラクエ、あまみ、グルシン、マフィア?!

サウナ用語ってネーミングセンス抜群ですよね!

「えっ、どういう意味??」

と思って調べてみると、その言葉でしか表現できないような用語ばかりでつい使ってみたくなります。意味や語源を知るとますます面白いサウナ用語。ロウリュ、アウフグース、キューゲルといった、サウナブームとともに広まった入浴法に関する専門用語もこのページに集めました。サウナ初心者はもちろん、ベテランサウナーもぜひチェックしてみてください♪

アヴァント(Avanto)

フィンランド語で「氷の穴」を意味する単語。凍った湖に穴を開けて、天然の超強冷水風呂としてサウナ後に入水する行為を指します。
フィンランドでは約30年前から、健康促進のためにアイススイミング(寒中水泳)が推奨されているそうです。そのためサウナとセットでなくとも、いきなりアヴァントへ飛び込む人もいるとか。
日本では冬の北海道で体験できます。水風呂猛者はぜひチャレンジしてみてください。

アウフグース(Aufguss)

▲チェコ「sauna Spot」の美人アウフギーサー

 

サウナストーンに水をかけて、蒸気の熱で温まる入浴法を「ロウリュ」といいます。そのロウリュによって発生した蒸気を、タオルなどで扇いで入浴者に熱風を送るパフォーマンスが「アウフグース」です。アウフグースを行う人のことを「アウフグギーサー」または「熱波師」と呼び、熱々の蒸気を浴びせることで入浴者の体感温度を上げ、より発汗を促すことができます。
アウフグースはドイツ発祥の入浴法で、フィンランドのサウナ文化ではありません。ショーとしての要素も高く、「熱波甲子園」や「Aufguss WM(アウフグース世界大会)」などの大会も大盛況。日本人のアウフギーサーも世界で活躍しています。当施設、サウナヨーガン福岡天神でも定期的にアウフグースイベントを開催しておりますので、ぜひお楽しみください♪

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朝ウナ

朝サウナ、略して朝ウナ(あさうな)。朝からサウナに入ることで身体を目覚めさせ、日中のパフォーマンスを高めることができるといわれており、朝ウナを習慣にしているビジネスパーソンも少なくありません。ポイントは軽めに入ること。しっかり入ると疲れてしまいますので、サクッと短めに済ませましょう。

【関連記事】朝サウナの効果と入り方|朝ウナのメリット・デメリットを解説

あまみ

サウナと水風呂の温冷交代浴をした後に、肌の表面に赤と白のまだら模様ができる現象のことです。語源は富山県の方言で、火に当たった際に皮膚にできる「火だこ」を指す言葉。サウナ用語として広めたのは有名サウナブロガーの濡れ頭巾ちゃん氏で、遅くとも2015年のブログには「あまみ」という言葉が使われています。

【関連記事】あまみとは?サウナで出るのは効果の証?消えない時は危険!

ウィスキング(whisking)

▲フィンランド「Sauna Village Saunakylä」でウィスキング体験

 

サウナ室内で行われるリラクゼーション施術のこと。「ウィスク(whisk)」と呼ばれる植物の束を使って、体を軽く叩いたり、全身に押し当てたりしてマッサージします。
ウィスクに使われる代表的な植物は、白樺、ユーカリ、オークなど。ウィスキングという言葉は英語で、フィンランド語では「ヴィヒタ(Vihta)」といいます。
日本では白樺の枝を束ねたものを「ヴィヒタ」、ヴィヒタを使った施術を「ウィスキング」と呼ぶことが多いです。

【関連記事】ウィスキングとは?体験してわかった効果と施術の流れを紹介

産湯(うぶゆ)

本来の意味は生まれたての赤ちゃんが初めてつかるお湯のことですが、サウナ界隈では初めてサウナに目覚めた施設、または初めて「ととのい」を体験した施設のことをいいます。あなたの産湯はどこですか? 当施設も誰かの産湯でありたい、そうなれるよう改善努力を重ねてまいります。

遠赤外線サウナ

遠赤外線は物質に吸収されることで熱に変わる特性があります。その特性により遠赤外線サウナでは空気ではなく体が直接温められるため、効率よく体感温度を上げることができます。
その代わりにサウナ室内の空気の温度が比較的低くなってしまうため、遠赤外線ストーブと別にもう一台のストーブをダブルで使用している施設も少なくありません。当施設でも遠赤外線ストーブとフィンランド式サウナストーブのダブルストーブ方式。体感温度は100℃近くと、パワフルな熱さを実現しております。

オートロウリュ

ロウリュには「オートロウリュ」と「セルフロウリュ」の2つのやり方があります。自動でロウリュを行うことを「オートロウリュ」といい、一定の間隔でサウナストーンに水をかけて自動的に蒸気を発生させてくれます。
本場フィンランドでは手動で行う「セルフロウリュ」が一般的ですが、日本ではオートロウリュの方が多いようです。当施設にはオートロウリュのサウナ室とセルフロウリュのサウナ室の2室がございますので、どちらもお楽しみいただけます。

思いやりバトン

ととのい椅子に座った後、座面や背もたれにお湯をかけて席を譲ること。サウナマナーの一つです。他の人も気持ちよく利用できるように思いやりのバトンをつないでいく、日本人らしい素敵な精神から生まれたサウナ用語です。

オロポ

オロポの写真

オロナミンCとポカリスエットをブレンドした飲み物。サウナブームにより爆発的に広まり、サウナドリンクの定番となっています。

【関連記事】オロポとは?作り方と最適な割合を検証!どんな効果がある?

温冷交代浴

温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法で、サウナにおいてはサウナ室と水風呂を交互に行き来することが温冷交代浴となります。自律神経を刺激し、血管の収縮作用も促進されることで、さまざまな健康効果を期待できます。

【関連記事】サウナの効果とデメリット|健康への影響をわかりやすく解説

外気浴

▲サウナヨーガン福岡天神の屋上外気浴スペース

 

サウナと水風呂の後に、外の空気に触れて休憩すること。高温のサウナと低温の水風呂で強い刺激を受けた身体をリセットし、極上のリラックス状態へと導きます。「ととのう」のもこの時です。当施設は10階に相当する屋上に広々とした外気浴スペースを設けており、福岡の空や夜景を眺めながら開放感あふれるひと時をお過ごしいただけます。

屋上外気浴スペース|サウナヨーガン福岡天神

かけず小僧

サウナ室を出た後、かけ水やシャワーで汗を流さないまま水風呂に入る行為。「汗流しカットマン」とも呼ばれます。他人の汗が混じった水風呂に入るのは嫌ですよね。マナーを守って気持ちよく利用しましょう。

カプセルホテル

サウナといえばカプセルホテルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。簡易ベッドを備えたカプセルのような寝室に宿泊する施設で、サウナも併設されていることが多いです。
カプセルホテルをデザインしたのは、なんとあの超有名建築家の黒川紀章氏。1979年にオープンした「カプセルホテル・イン大阪」が世界初のカプセルホテルです。

カラカラ系

温度が高く、湿度が低い、干からびそうなほどカラカラな空間のサウナのこと。「カンカン」ともいわれます。日本では昔から高温低湿なサウナが一般的で、昭和の時代に数多く存在したことから「昭和ストロング」という別名もあります。現在ではロウリュ付きのフィンランド式サウナが増えてきていますが、今でもベテランサウナーを中心に根強く人気のあるストイックなサウナです。

キー・オ・メイト

ほとんどすべての温浴施設で使われている、ロッカーキーを格納できるカールコードのリストバンド。あれ、キー・オ・メイトっていう名前があるんです。意外と知らなかった方も多いのではないでしょうか?

キューゲル

アロマ水を凍らせた氷の球で、サウナストーンの上に置くとゆっくりと溶けて、アロマの香りが長時間続きます。キューゲルは「銃弾」を意味するドイツ語で、アウフグースの際によく用いられます。当施設では毎週月曜日をキューゲルデーとして、お客様がセルフでキューゲルをお楽しみいただける日をご用意しております。ぜひ使ってみてくださいね。

グルシン

水温が一桁(シングル)の水風呂のこと。「シングル」と呼ぶ人もいれば、業界用語的に「グルシン」と呼ぶ人もいます。平均的な水風呂の温度は16℃前後ですので、水温が一桁(10℃未満)というのはなかなか強烈な冷たさです。でも慣れるとこれが心地よく、グルシンじゃないと満足できないというサウナーもいます。ちなみに当施設の水風呂もグルシン設定です。

【関連記事】水風呂の温度は何度がベスト?シングル(グルシン)とは?

ケロ

フィンランドで「木の宝石」とも呼ばれる高級木材。樹齢200年以上の欧州赤松(ヨーロッパアカマツ)が立ち枯れしたもので、フィンランド国内でも北極圏のラップランド地方でしか採れず、伐採制限もあるため非常に希少価値が高い木材です。数百年にわたって厳しい環境にさらされ続けたケロ材は内部の樹脂がびっしり詰まっており、極めて頑丈。ケロ材で作られたサウナは特有の芳醇な香りが漂い、優雅なひと時を味わえます。

高温サウナ

▲ダブルストーブで体感温度が100℃近いサウナ室「溶岩 -Yogan-」

 

日本では80~100℃のサウナが一般的で、ほとんどが高温サウナといえます。そのため単に「サウナ」といえば高温サウナを指すことが多く、あえて「高温サウナ」という場合は、100℃以上の超高温サウナであることが多いようです。当施設のメインサウナ室「溶岩 -Yogan-」も、体感温度が100℃近い灼熱のサウナ。ガツンと来る熱さが自慢ですので、ぜひご体感くださいませ。

【関連記事】高温サウナの魅力とは?100℃以上でも火傷しないのはなぜ?

公衆サウナ

▲フィンランドでほぼ100年続く公衆サウナ「Rauhaniemi」

 

フィンランドでは自宅にも当たり前にサウナがあるため、誰でも料金を支払って利用できるサウナを「公衆サウナ(Yleinen Sauna)」と呼んで区別しています。日本でいう「風呂」と「銭湯」のような関係ですね。
日本で自宅のお風呂が普及するにつれて銭湯の数が減っていったように、フィンランドでも自宅サウナの普及によって公衆サウナが衰退していきました。2000年頃にはヘルシンキ市内で3軒にまで減少したそうです。それが改めて公衆サウナの価値が見直され、現在のフィンランドは空前の公衆サウナブームなんだとか。日本でサウナ施設が増えているように、フィンランドでも新しい公衆サウナが続々とオープンしているそうです。
ちなみに当施設では予約なしで共同利用できるサウナを「パブリックサウナ」、予約制の個室サウナを「プライベートサウナ」と呼んで運営しています。

パブリックサウナ|サウナヨーガン福岡天神

個室サウナ

▲サウナヨーガン福岡天神のプライベートサウナ「緑 -Green-」

 

見知らぬ人と接触することなく、1名から利用できる個室のサウナ。「個サ(こさ)」と略して呼ぶ人もいます。当施設では「プライベートサウナ」という名称で、サウナ室・水風呂・外気浴スペースまで個室内に完備。完全なプライベート空間で、周囲を気にすることなくゆったりとリラックスできます。

プライベートサウナ|サウナヨーガン福岡天神

50音の中でもっともテンションが上がる響きであり、「サ」という文字を見るだけで脳内がサウナでいっぱいになるのは私だけではないはず。

サウナ(Sauna)

▲現存するフィンランド最古のサウナ「Rajaportin Sauna」

 

世界でもっとも有名なフィンランド語といえるのではないでしょうか。諸説ありますが、木で作った骨組みを動物の皮で覆ったテント式サウナが、約6千年前には使われていたといわれています。
熱した石に水をかけ、わき上がる蒸気の熱で温まるのは今のロウリュと同じ仕組み。このような入浴法はフィンランド以外でも世界中で古代からあり、実は日本でも蒸し風呂が存在していました。「サウナ」という大きなテーマで語り出すと限りがありませんので、詳しくはこちらの関連記事をご覧ください♪

【関連記事】サウナの発祥と歴史|起源はフィンランド?日本の発祥の地は?

サウナー

サウナ愛好家のこと。月に〇回以上サウナに通う人、サウナハットや施設のグッズを持っている人、などなど人によって定義が異なりますが、頻度や持ち物に関係なく、サウナが好きな人はみんな「サウナー」だと思っています。

サウナイキタイ

自分が行ったサウナを記録したり、他の人が行ったサウナの投稿を見たり、サウナの情報収集には欠かせないサウナ専門のポータルサイト。当施設も登録しておりますので、ぜひぜひサ活を投稿していただけると嬉しいです。

サウナヨーガン福岡天神(福岡県福岡市) – サウナイキタイ

サウナストーン

▲フィンランド「Sataman Viilu」のサウナストーブとサウナストーン

 

サウナストーブの上に乗せる石。ストーブの熱で石を温めることでサウナ室内の温度を保ち、水をかければ蒸気が発生して湿度を調整できます。主に用いられるのは、マグマが冷え固まってできた火成岩。「香花石(こうかせき)」というフィンランドで採掘される火成岩がポピュラーです。どんな石でも良いということはなく、適当に拾ってきた石を使うと爆発する恐れがあるため絶対にやめましょう。

サウナゾンビ

サウナが癖になりすぎて、延々とサウナ→水風呂→外気浴のセットを繰り返してしまうゾンビ状態の人。無理をしすぎて意識朦朧な人のこともいいます。サウナは我慢比べをするところではありません。命にかかわりますので、適度に、リラックスすることを目的として楽しみましょう。

【関連記事】サウナの正しい入り方とマナー|初心者におすすめのサウナは?

サウナハット

サウナハットの写真

サウナの熱や乾燥から、髪や頭皮を守ってくれる帽子。実際に使ってみると想像以上の効果を実感できるので、サウナグッズの中でも特にオススメです。タオルを巻くことで代用することもできますが、かぶるだけのサウナハットがあるとやっぱり便利。かぶるのが恥ずかしいという方もいるかもしれませんが、誰も見ていませんのでご安心ください!笑

【関連記事】サウナハットの効果と使い方|濡らすとダメ?おすすめ素材は?

サ活

サウナ活動の略。サウナ施設に行くことはもちろん、行った施設の感想をSNSに投稿したり、家族や友人に啓蒙したり、他のサウナーと交流したり、サウナに関する本を読んだりと、さまざまな活動があります。このページを読んでいる今この時もサ活ですよ♪

サ室

サウナ室の略。サウナ施設にあるのはサウナ室だけでありません。水風呂やととのいスペース、ロッカールームなどさまざまな場所があります。それらをひっくるめてサウナと呼ぶのであり、厳密にいうとサウナ浴をする場所は「サ室」です。

サ旅

サウナを主な目的とする旅行。全国からサウナーが集まる「聖地」と称されるサウナ施設もあり、観光地をさし置いてそれだけを目的に遠征するサウナーも増えています。
中にはフィンランドやドイツなど、海外のサウナを目指す愛好家も。出張先でサウナ付きのホテルに泊まったり、仕事の合間にご当地サウナを訪問する「サウナ出張」というサウナ用語もあります。
ちなみに当施設は平和台ホテル天神9Fに併設されておりますので、サ旅にもサウナ出張にもオススメです。

サ道

▲タナカカツキ著『サ道 ととのいの果てに』(PARCO出版)

 

漫画家でサウナ愛好家であるタナカカツキ氏によるサウナエッセイ。2011年に『サ道』(PARCO出版)が刊行され、連載漫画となり、テレビドラマ化され、サウナブームの火付け役となりました。漫画もドラマも「ととのったー!」のシーンの描写が見事なまでリアルです。

サフレ

サウナフレンズの略。一緒にサウナ施設へ行く友人はもちろん、リアルで会ったことがなくてもSNSで交流するサウナ仲間は「サフレ」と呼んでいいのではないでしょうか。

サ飯

▲サ飯プランの「博多天然ごまさば御膳」

 

サウナ後に食べるご飯の略。食堂に力を入れているサウナ施設も多く、食事もサ活の楽しみの一つです。サウナ後は感覚が研ぎ澄まされているので、いつもより美味しく食べられるのもサ飯の醍醐味。当施設は同じ建物内にある「まんさく鮨」さんと提携しており、「まんさく鮨天然海鮮丼」または「博多天然ごまさば御膳」をお得に食べられるサ飯プランもご用意しております。

料金案内|サウナヨーガン福岡天神

スチームサウナ

お湯を熱して発生する蒸気(スチーム)によって温める方式のサウナ。温度は40~60℃ほどと低めですが、湿度がほぼ100%となるためかなり汗が出ます。湿度の高いウェットサウナ(湿式サウナ)としては「ミストサウナ」もあり、こちらは霧(ミスト)によって温める方式。一般的な高温低湿のサウナはドライサウナ(乾式サウナ)と呼ばれます。

【関連記事】ドライサウナとは?ミストサウナ・スチームサウナとの違い

スモークサウナ

▲フィンランド「Sauna Village Saunakylä」のスモークサウナ室

 

煙突のないサウナ小屋の中でひたすら薪を燃やしてサウナストーンを熱し、充満した煙や有害物質を排出してから入るサウナ。2千年以上前から存在する伝統的なサウナで、フィンランドにはスモークサウナ小屋ばかりが集まる「サウナキュラ(Saunakylä)」という村もあります。

セルフロウリュ

▲セルフロウリュ可能なサウナ室「夜響 -Yakyo-」

 

ロウリュを利用者自身が手動で行うこと。好きなタイミングで好きなだけできるので、自分に合ったサウナ浴を貫くことができます。ただし他に利用者がいる時は、「ロウリュいいですか?」と一声かけるのがマナー。「ダメです」と言われることはまずないと思いますが、いきなりされるとびっくりしますので合図の意味でも声をかけましょう。
フィンランドではオートロウリュよりもセルフロウリュの方が一般的で、利用者同士でひしゃくを回しながら次々に水をかけていく文化があります。日本ではサウナ室の温度が高く、落ち着いた環境を好む方が多いので、特に他の利用者がいる時はやりすぎないように注意して静かに行いましょう。

チラー(chiller)

水風呂の水を「chill(冷やす)」するための装置。本来の役割は液体の温度を一定に保つことであり、温める機能を持つ装置もありますが、冷やす目的で使われる方が多いことから「chiller(チラー)」と呼ばれています。夏場や利用者が多い時間帯は水風呂の水温が上がってしまうため、もう一台のチラーを稼働させるダブルチラーを採用している施設もあります。

ととのう

▲フィンランドの老舗サウナ「Rauhaniemi」でととのう

 

サウナ→水風呂→外気浴のセットを行った際に生じる、極楽にいるかのような恍惚とした状態になることを表すサウナ用語です。『サ道』をきっかけに広まり、2021年には新語・流行語大賞にノミネートされた言葉ですが、実はその10年以上も前の2009年には「ととのう」という言葉はありました。これまた「あまみ」の生みの親である濡れ頭巾ちゃん氏が、サウナ仲間と「サウナの気持ちよさを表す的確な言葉はないか」と議論していた時に出てきたそうです。ちなみにサウナに慣れすぎてととのわなくなってしまうことを「ととのイップス」といいます。

【関連記事】ととのうってどんな感じ?サウナで整う理由をわかりやすく解説

ドラクエ

サウナ施設に複数人で訪れて、全員が同じタイミングでサウナ室に入ったり出たり、休憩する時間も同じだったりと、ドラクエのパーティのようにぞろぞろと行動すること。遠慮がちにそろそろっと動くのであればまだいいのですが、大体において目障りに動き回り、耳障りな会話をし、ととのい椅子を占領するなどの迷惑行為もセットでやりがちです。そもそもサウナは他の人に合わせて入浴するものではありません。自分の感覚に従って、自分のペースで入りましょう。

トントゥ

サウナイキタイで貯まることでおなじみのトントゥは、フィンランドの民間伝承に登場する妖精のことです。サウナ室にもトントゥが住んでいると信じられており、サウナを楽しむ人々を見守ってくれています。私たちもトントゥに感謝しながら、気持ちよく過ごしましょう。

羽衣(はごろも)

サウナの後に水風呂にゆっくり入ると、温まった皮膚の表面と冷たい水風呂の水との間に、薄い膜が張られたような感覚が生じます。この膜のことを「羽衣」といい、水風呂の冷たさを感じにくくなり、長く楽しむことができます。ただし羽衣はちょっとした衝撃で剝がれてしまうため、水風呂にゆっくりと静かに入るのが、自分にとっても他の利用者にとっても大切なマナー。ジャバジャバと水風呂に入る行為は「羽衣崩し」「羽衣剥がし」と呼ばれて嫌悪されますのでお気を付けください。

ヒートショックプロテイン(HSP)

ヒートショックプロテイン(HSP)とは熱によるストレスによって誘導されるタンパク質で、傷んだ細胞を修復したり、免疫力を高めたりする役割があります。体温を上げることでHSPが合成されるため、サウナ浴はHSPを増やすのにうってつけの方法です。HSPは入浴後も増加し、3日ほど効果が持続します。そのため、3~4日に1回のペースでサウナに通うといいですよ。

【関連記事】ヒートショックプロテイン(HSP)とは?サウナでの増やし方

フィンランド式サウナ

▲フィンランド「Clarion Hotel Helsinki」のサウナ室

 

本場フィンランドのサウナを模したサウナ室や施設のことをいいますが、実際には完全に同じではなく日本人向けにアレンジされていることが多いです。
例えば、フィンランドでは60~80℃が平均的なサウナ室の温度であるのに対して、日本ではフィンランド式サウナをうたっていても80~100℃であることがよくあります。ロウリュについても、フィンランドではセルフロウリュが一般的であるのに、オートロウリュが採用されている場合も多いです。アウフグースについてはドイツ発祥の入浴法で、フィンランドでは行いません。
このように違いはありますが、基本的にロウリュ付きのサウナであれば、フィンランド式サウナと呼んで差し支えないかと思います。

【関連記事】フィンランド式サウナが日本で増えている理由と本場との違い

マフィア

サウナ室の設定温度を勝手に上げる行為。由来は『マフィア・シティ-極道風雲』というモバイルゲームで、サウナの温度を上げてボスをSATSUGAIするシーンがあることから。ほとんどのサウナ施設では利用者側が勝手に温度を設定することはできませんが、まれに可能な施設があり、実際にサウナ室の温度を無断で140℃に設定されてしまった事件も起きています。

見える見える

目に見えるすべてのものがサウナに見えてしまう末期症状。

水風呂

▲エストニア「L’Embitu Hotel(現Mövenpick Hotel Tallinn)」の水風呂

 

水風呂でサウナを選ぶサウナーもいるほど、サウナに欠かせない設備の一つ。実はフィンランドではそれほど重要視されておらず、水風呂がない施設がほとんどです。近くに湖や海があれば入ることもありますが、基本的にはサウナ室と外気浴のみ。「ととのう」という概念もありません。そのため、水風呂は日本独自の文化といえます。
今では水風呂に爽快さを感じるサウナーの中にも、最初は冷たすぎて無理だったという方は少なくないのではないでしょうか。水風呂はただ気持ちいいだけでなく、さまざまな健康効果を期待できますので、苦手な方もぜひチャレンジしてみてください。

【関連記事】水風呂の効果と危険性|長く入ると体に悪い?正しい入り方は?

メガネ置き

▲サウナ専用メガネ「JINS SAUNA」

 

メガネをかけたままサウナに入ると、熱でフレームがゆがんだり、素材によっては溶けてしまったりと、大切なメガネをダメにしてしまうことがあります。そのため、サウナ室に入る時にメガネを外せるよう、入り口のドア付近にメガネ置きが設置されています。
ただ、裸眼だとサウナ室内の段差などが見えず、つまずいてしまうリスクもありますよね。そこでオススメしたいのがサウナメガネです。サウナ室内で目が見えないのと見えるのとでは、やはり世界がまったく異なります。内装がよく見えるのはもちろん、効能や注意書きが書かれている看板やテレビもよく見えるので、想像以上に快適です。「サ陸両用メガネ」と呼ばれ、サウナ以外でも普通に使えますので、一本作っておいても損はありません。

【関連記事】サウナでメガネがダメになる理由とサウナ用メガネのメリット

レディースデー

サウナ女子が増えている一方で、サウナ施設の多くは男性専用。いつかあのサウナに行きたいと願っているサウナ女子の期待に応えるべく、一日だけ女性専用に開放されるイベントがレディースデーです。当施設も男性専用でありますが、一部の時間帯を女性向けに開放する「レディースタイム」を定期的に開催しています。最新情報は当サイト、またはSNSでお知らせしておりますので、ぜひチェックしてくださいませ。

ロウリュ(löyly)

サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる入浴法で、フィンランドには「ロウリュにサウナの魂あり」という諺があるほど重要な要素です。サウナ室内の温度が60~80℃と、日本に比べて低めに設定されているフィンランドでは、ロウリュを頻繁に行うことで体感温度を上げていきます。
日本では長らくロウリュがなく高温低湿なドライサウナが一般的でしたが、サウナブームが盛り上がるにつれてロウリュ付きのサウナも増えてきました。自動でロウリュを行うオートロウリュや、ドイツ式のアウフグースやキューゲルなどもうまく組み合わせて、独自の文化を築き上げていくのは日本の良いところではないでしょうか。
当施設でもオートロウリュ、セルフロウリュ、アウフグース、キューゲルのすべてを提供しております。これからも良いものをどんどん取り入れて、お客様に末永くご愛顧いただけるように進化を続けてまいります。

【関連記事】ロウリュとは?ロウリュウとは違う?蒸気の効果とやり方を解説

LINE toypo

〒810-0073

福岡県福岡市中央区舞鶴1-5-6

平和台ホテル天神9F
(パブリックサウナは予約不要)

サウナヨーガン
福岡天神
定休日 無し
営業時間 07:30~24:00
※最終受付 23:00
毎週木曜日
(メンテナンスデー)
13:00~24:00
※最終受付 23:00